従業員の中でメンタル不調社員や長期欠勤社員は3%以上いるといわれています。
これには様々な要因があるとは思いますが、会社としてその対応に苦慮しています。
しかし、いったん傷病手当金を申請し、長期欠勤に入った従業員を復帰させるのは容易ではありません。
そこで、このようなメンタル不調や長期欠勤に陥る前に、事前に予知できれば、予防措置がとれると考えました。
「メンタルリスクスコア(MRS)」という回帰分析手法は、メンタル不調に陥る可能性を数値で算定する方法です。
各従業員の勤怠履歴などの数字を、月に一度MRSに入力することでその推移から、それぞれのメンタル不調の可能性を予知できます。
このスコアが65%を超える場合は、何らかの措置を講ずる必要があります。また75%を超える場合は、すでに医療機関に頼ることになります。
もしも、事前に従業員の不調の可能性を予知できれば、その対応が事前に準備できるはずです。
MRSは、従業員と企業の危機を事前に予知する仕組みといえます。